CPU(Central processing unit)は、日本語で中央演算処理装置といい、パソコンの性能を決める最も重要な部品です。CPUは、LSI(大規模集積回路)と呼ばれる小さな回路から成り、キーボードから入力された文字やディスクから読み込まれたデータなどを解析して、計算処理を行い、その結果をディスプレイに表示するよう命令したり、プリンタに出力するよう命令したりする部分で、人間でいうと脳にあたる部分です。
CPUの性能は「クロック周波数」と「ビット数」で表されます。クロック周波数は大まかに計算の速さを表す指標で、この値が大きいほど計算が早いパソコンと言えます。たとえばパソコンのカタログや雑誌などに「3.0GHz(ギガヘルツ)」という表示がなされている場合、このパソコンは1秒間に3000万回の計算ができることになります。ただしCPUの物理的な構造によっても計算の速さに違いが生ずるため、一つの目安にはなりえますが、これが絶対的な指標とはいえません。一方、ビット数は、CPUの処理能力を表す指標で、この数値が高いほど一度にこなせる情報量が高くなります。
現在利用されている主なCPUは、PentiumとCeleronです。どちらも米インテル社が開発したx86系32ビットCPUです。ただしCeleronはPentiumに比べて比較的安価なCPUですが、性能はPentiumよりも下がります。CPUに内蔵されているキャッシュメモリの容量や対応するFSBにも差があるので、たとえクロック周波数が同じであったとしても、Pentiumに比べると性能が劣ります。ウイルス対策ソフトなどをいれると途端に重くなるパソコンもありますので、サクサク動いてストレスの少ないパソコンを選びたいのであれば、CPUは重要な指標となります。
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